6,広告を実施するときに注意することは?
これまで、新規集客で大きな役割を担う広告について、特に広告媒体の種類と役割について解説してきました。広告媒体は重要な役割を持っていますし、見えやすいため真っ先に目が行きがちです。しかし、広告媒体を決めるのは、計画の最後のプロセスですから、順序を間違わないように注意しなければなりません。
よくSNSなどの新しいメディアが発表されると、すぐ飛びつく人がいますが、メディアはあくまでもメッセージを伝えるための道具です。落ち着いて考えてみれば、誰に何を伝えるか?が決まらないうちに先に道具(メディア)を選ぶのは、本末転倒だということがわかるでしょう。
新しいメディアがもてはやされて気がかりだったとしても、
果たしてこのメディアは自社で活用すべきか? 活用すべきだったとしてもすぐに必要か? もっと前にやることはないか? と考えていけば、ほとんどのケースで優先的にやるべきことが、 ほかにたくさんあることに気が付きます。
1、誰に(ターゲット=マーケット)2、何を(メッセージ)3、どのように(メディア)伝えるのか?という手順を踏んで、それぞれをどのように計画すれば、大切な広告費を生かすことができるか?ということにエネルギーを注いでください。
自社(店)の商品サービスを誰に使ってほしいのか?どんな人が興味を持ち買ってくれそうか?というターゲットをきめることが大事です。そして、このターゲットは、絞り込めば絞り込むほど、メッセージが届きやすくなります。
「みなさん!」という問いかけには誰も振り向きませんが、「小学生をお持ちのお母さん!」と呼びかければ、そこに属する多くの人が振り向きます。メッセージを作る際は、絞ったターゲットの中からさらに理想の顧客を選び出し、その人に直接語り掛けるという“ペルソナ”というコピー手法を用います。
ターゲットが明確になり、自社の商品やサービスがターゲットの持つ欲求をどのように満たせのるか?ターゲットが抱える問題をどのように解決できるのか?がわかれば、その人に届くメッセージが作りやすくなります。
届くメッセージとは
1、見込み客の共感が得られること 2、見込み客が欲しくなる便益(ベネフィット)の約束があること 3、見込み客の購買行動を後押しすること
以上が分かり易く表現されていることです。
「何を言うか」は「どう言うか」の何倍も重要です。広告のクリエイターに丸投げをして、結果の良し悪しを転嫁する経営者の方もいるようですが、最も重要な「何を言うか」の「何=顧客への約束」を提供するのは経営者です。
どんな人のどんな悩みを解決してあげたいのか?または、どんな人のどんな喜びを増幅してあげたいのか?に磨きをかけて、それを広告メッセージの中核にしてください。あとは、どんなメディアを使えば設定したターゲットに届きやすいか?そのメディアだけでいいのか?他のメディアをミックスした方がいいか?費用対効果はどうか?予算はどうか?というように詰めていきます。
コンサルタントの神田昌典さんが、アメリカから持ち帰ったといわれるDRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)は、販促や広告の結果を測定する費用対効果を重視した、中小企業向けのマーケティングとして、急速に日本の市場に浸透しています。
対費用効果を意識して、そのつどテストをするつもりで、広告の結果を数値化してください。何度か試しているうちに、あなたの会社(お店)にマッチした、効果的な方法(勝ちパターン)が見つかったらしめたものです。
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